

ローマ市街の東に位置するピンチョの丘は夕陽の名所である。
10月半ばのこと、この丘に登る道で懐かしい匂いを嗅いで辺りを見回し上を見たら柿の木があった。
それも並木になっており、紅葉に中に実が生っていた。懐かしい匂いは熟柿の匂いであった。
柿という果物はヨーロッパに於いては少なくとも一般的であるとは言えない。スーパーなどで見かけないことはなかったが、
エスニックな珍しい果物扱いであった。ましてや柿の木を見かけることなど、この時以外無かった。
ピンチョの丘からローマ市街。遠景の大きなドームはバチカンのサンピエトロ寺院、手前はポポロ広場。

